2016年10月20日木曜日

コンタクトレンズ屋さんと眼科

ワンデーアキュビューオアシスをトライアルしてきました。

短期の出張でコンタクトレンズを切らしてしまったため、近場のコンタクトレンズ屋さんで購入するついでに、興味のあったワンデーアキュビューオアシスも試してみました。

最初の感想は「でかい!」
もう目に入れるときに明らかに大きさが違うのがわかります。

とても大きなコンタクトレンズを目にかぶせるような感じ。

着け初めの装用感は恐ろしいほどに快適です。
着けた直後は何も着けていないのかと思うほどスムーズ。

ただ、トライアルではBC 9.0でしたので、単に緩いレンズのためエッジが気にならなかっただけかもしれません。
着けて30分もしないうちに、右目が違和感が出てきて、一瞬レンズが外れてしまったかと思うほどでした。

トライアルレンズを1日装用した時点では、夜になって下部のエッジ部分が気になってきて「値段の割にイマイチだなぁ〜」という感想でした。

今回、いつもと別の眼科に行ったのですが、以前モイストのときはBC 9.0だとずれてしまったと言っても、「ソフトコンタクトレンズはカーブは気にしないでも大丈夫」と断言してそのまま診察が終わりました。

レンズをした状態で目の動きをあまりきちんと見ているような気もせず、フィッティング適当っぽい感じでした。

統計的にはそうなのかもしれませんが、BC 9.0のときにイマイチレンズと思っていたモイストがBC 8.5にしたらまるで別物と言えるくらい良くなったという実感がありましたし、メーカーもわざわざ在庫リスク増やしてまで2種類用意しているくらいなので、BCを気にしないというのもどうかと。せめて「あなたの目の形ならBC 9.0のほうが近いはず。BC 8.5のほうが良い気がしても、キツめのレンズの弊害があるため、私はBC 9.0でしか処方箋を作らない」くらいの態度だと安心なのですが。

これだけコンタクトレンズの障害が多いのだから通販で買わないで眼科に来いと業界でキャンペーンしていても、1、2分診療でロクに確認もせず、9.0と8.5の比較もしないのでは定期検診以外受ける意味がありません。

ジョンソン・エンド・ジョンソンも眼科行け行けいうのであれば、きちんとフィッティングをしてほしいくらいの助言はしてほしいなと。トライアルレンズのBCが極端に偏って消費されるところには確認してほしいです。メーカーとしてせっかく2種類のBCを用意するという良心的な対応をしているのに、現場の医者がカーブのチェックをまるでしていないというのはどうなんでしょう。計測機械だけで解るのであれば、やっぱり販売と検診は分離してもいいのでは。
今回は「上見て〜」「下見て〜」などのレンズの動きをチェックするようなこともありませんでしたし。

コンタクトレンズの処方箋を目的に眼科に行ったところで、どうせフィッティングの違いまで見ていないのだから、ふだんは通販で買って、違和感が出たらすぐに、そうでなくても半年に一度位真面目に検査してくれる眼科に行くほうがよほど安心ですし、経済的だと思います。

ちなみに、眼科医はテキトーでしたが、検査員の若い女性の方は非常にていねいで、時間をかけて何度も視力検査のレンズを入れ替え、最適な度数を探す努力をしてくれました。右目と左目の微妙な違いや、度数をどこまで落とすとどうなるか、上げるとどうなるかということがとても良くわかり、いままでの度数よりも下げても影響が少なく、むしろよく見える(体調や環境もあるとはいえ、いままでやや過矯正気味?)ということもわかりました。これがプロの仕事だと思います。

視力は変わることもありますし、レンズによって見え方も変わるのでていねいに見てもらえただけでも診察代の価値ありますね。

こういうきちんと仕事をする人が、単位時間あたりの検査人数とかで評価されて、低い評価にならないか心配してしまいます。

とりあえず顧客を囲い込みたいコンタクトレンズ屋さんと、あまり儲からない仕事は手っ取り早く片付ける眼科の組み合わせは消費者にとっては最悪の組み合わせですね。
そういうレンズ屋に限って、使わなかった処方箋まで回収しようとしたりしますから。

全部の併設眼科がそうではないのでしょう。
ただ、大手のショップが紹介するところでコレですから、販売店も眼科とグルで設けているのかなと勘ぐってしまいます。

初回のレンズはどうしてもフィッティングを見てもらいたいので眼科に頼るしかありません。

やっぱり眼科はコンタクトレンズの売上にとらわれなく、かつ真面目な先生がいるところに限ると思います、はい。

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